10日間玄米だけでダイエットを成功させる方法【有名女優も成功させた七号食ダイエットに注目】

最近、10日間玄米だけを食べて理想の形に近づける「七号食ダイエット」が話題になっています。玄米は、精米よりもヘルシーであることは誰もが知っていることですよね。この七号食ダイエットは、有名女優も実践しているということもあって、きつい食事制限ではなく10日間ヘルシー食にすることで痩せられるダイエット方法です。そこで、この記事では、10日間玄米だけで痩せることが実感できる「七号食ダイエット」にスポットをあて詳しく調べてみました。
目次
七号食ダイエットってなに?
この記事で紹介する「七号食」というのは、10日間の食事を玄米にゴマ塩をかけただけの食事にして、「半断食健康法」として過ごすことでデトックス効果を狙い体内をリセットさせダイエットに導くものです。
10日間の食事を玄米にゴマ塩をかけただけの食事で過ごす「10日間」と、その後に回復食として「4日~6日」の期間を含めて約2週間行うダイエット方法です。
食事の7つの段階
10日間玄米だけで過ごす「七号食ダイエット」は、7つの段階を経て食事の内容を変えていくのがポイントです。まず、「一号食」から始まりますが、一号食は、好きなもの食べ物を好きなだけ食べることからスタートして、二号食では、玄米に4品のおかずをつけ、そこから五号食、六号食と段階的におかずを減らして、七号食の最後の食事で玄米ご飯だけを食べるという流れです。
・一号食:自分が好んでいるものを好きなだけ食べる
・二号食:ご飯+味噌汁+漬物とそれ以外のおかず4品にする
・三号食:ご飯+味噌汁+漬物とそれ以外のおかずを3品にする
・四号食:ご飯→玄米に。玄米+味噌汁+漬物+季節野菜のおかず+野菜のみのおかず(魚は入っていてもOK)
・五号食:玄米+味噌汁+漬物+季節野菜
・六号食:玄米+味噌汁+漬物
・七号食:七号食で玄米のみを食べる
一号食~三号食は、食べ過ぎているということで不健康とされているようなので、普段の食事がいかに食べ過ぎているのかがよくわかりますよね。さて、この10日間ダイエットの玄米は、「寝かせ玄米(酵素玄米)」という玄米が推奨されています。
寝かせ玄米(酵素玄米)に限定
まず、籾殻(モミガラ)を取り除いたお米のことを玄米といいますが、これを精米するといつも私たちが食べている米になります。玄米は糖尿病の患者さんにも使われているもので、「七号食」ダイエットで効果をより高めるなら、七号食で食べる玄米は「寝かせ玄米(酵素玄米)」限定とされています。
寝かせ玄米というのは、炊いた玄米を炊飯ジャーの保温を使って3日~4日間保温して熟成させた玄米のことをいいます。寝かせ玄米の特徴は、通常の玄米よりも、もっちりとしたもち米のような食感と旨みがあるので食べやすく続けやすいので寝かせ玄米限定でのダイエットがいいようです。
女優の吉瀬美智子さんも産後に七号食ダイエットを実践
七号食ダイエットは、現在3歳のお子さんがいる女優の古瀬美智子さんも取り入れているようで、美と健康をキープするために、お子さんの出産後太りや撮影前の体をリセットするために実践しているようです。このように、芸能人の人でも摂り入れている七号食ダイエットですが、元はスポーツ選手が実践してきたことで注目されていたとか。
そもそも玄米がダイエット効果につながるのがなぜでしょうか。実は、この七号食ダイエットは、ヘルシーな玄米を食べるということよりも「体に良くない食べ物は食べない」ということにポイントがあります。
私たちの食生活では、自然のものから添加物までいろんな食べ物を食べていますが、体に良い食べ物を食べるというよりも「体に悪い食べ物は食べない」効果の方が高いといわれています。それに加え、七号食ダイエットの理論として、デトックスの働きの高い玄米だけを摂ることで、体の不調等も効率的に改善されていくという効果も期待できるわけなんです。
七号食ダイエットを10日間行うメリット
さて、七号食ダイエットを10日間行うことで様々な効果が得られますが、大まかに次の4つのメリットを挙げることができます。
体重減少
玄米ダイエットを10日間実践した人は、普通の体型の人で3kg~4kg減、太り過ぎの体型でも5kg~6kgも体重が落ちたという人が多かったようです。玄米ご飯は、いくら食べてもいいようですが、一応推奨されているのは一日600gです。通常、一日の摂取カロリーは、1000カロリー前後になるので、その半分ということになります。仮に1kgの体重を減らそうと思ったら、約7500カロリーを燃焼させる必要があるので、3kg落とそうとすれば、
3kg×7500カロリー=22500カロリーの消費が必要
これを10日間内で消費するとすれば、一日2250カロリーの消費が必要になります。
一般成人女性の1日に必要とされているエネルギーは、約2000カロリーなので、あとは、運動して消費するようになるわけです。
便秘解消
玄米が持つ働きの中でもっとも大きな働きがあるのが玄米に含まれている豊富な食物繊維です。
玄米と白米の食物繊維の含有量は、白米が100gあたり0.4gとなっていますが、玄米は白米の倍以上で100gあたり3.7gとなっています。10日間玄米を食べていくことで、玄米に豊富に含まれる食物繊維がダイエットに効果をもたらします。
それでいて、腹持ちがいいので空腹時についつい食べてしまう間食を防いでくれる効果も期待できます。
美肌効果
10日間、玄米だけを食べていくことはデトックス効果で、体の中の老廃物や毒素を体外に排出することで美肌交換もあるといわれています。
さらに、肌のアレルギーやアトピーなどが改善されたという口コミも目にします。ドイツでは、断食をしても治らないものは医者に行っても治らないとまで言われているようです。
血流改善
玄米を食べて過ごすダイエットの効果では、血流の改善もみられるようです。普段、たばこを吸うなどの生活習慣がこの10日間で食生活が変わるため、いままで血流の流れが悪くなっていた人などは血流の改善にもつながっているようです。
七号食ダイエット中は、眠気や無気力、だるさなどを感じる人もいるようですが、この現象は、少しずつ体の血流が改善されている証拠のようなものと考えられています。
七号食ダイエットのやり方と5つのルール
基本的に七号食ダイエットは、どのタイミングで食べても大丈夫なので空腹がつらく感じるというようなダイエットにはなりませんが、より効果を高めるためには次の5つルールを実践しましょう。
①雑穀入り玄米のみで10日間過ごす(ごま塩はOK)
七号食で食べる玄米は、雑穀入りで玄米・小豆・塩のみ(ごま塩はOK)です。これで寝かせ玄米を作り10日間過ごします。
②食べる量・回数に制限はないが、よく噛んで食べる
食べる量・食べる回数についての制限は基本的にはありませんが、時間をかけてよく食べることも大切です。
一口最低でも30回噛むようにしましょう。
③水、ノンカフェイン&ノンカテキンの飲み物のみを飲む
「七号食」ダイエットの10日間に飲む水分は、水、ノンカフェイン、そしてノンカテキンの飲み物のみを飲むようにします。具体的にいうと、色が茶色いお茶でウーロン茶以外の、ほうじ茶や、麦茶・番茶・玄米茶などにします。また、お酒・炭酸飲料・ジュースはNGでアメも食べないようにします。
もちろんタバコもNGです。タバコを一時的でもやめるのはなかなかきついかもしれませんが、七号食ダイエットは、この10日間でダイエットするだけではなく、生活習慣を変えるという目的のためでもあります。もし、タバコをやめたいと思っているなら挑戦してみてもいいのではないでしょうか。
④食事は寝る4時間前には済ませる
夜の食事として摂る場合は、寝る4時間前には済ませておきます。また、一日の量は600g程度を目安にしましょう。夜は、規則正しく12時までには寝るように習慣づけてください。
⑤ウォーキングも取り入れると効果的
玄米の七号食ダイエットだけでも、高い効果は得られるとはいうものの、ウォーキングなどの運動を取り入れればより効果的です。スポーツ選手も実践しているので適度な運動は、体にプラスになります。目安としては、1日40分歩くのが理想です。
七号食生活を終えてからの回復食がポイント
玄米ダイエットは、七号食生活の10日間を終えたらあとはいつも通りの食事というわけではありません。
この回復食は、玄米ダイエットを成功させるための重要なポイントになります。
回復食とは
回復食というのは、10日間の七号食生活を終えてからの通常に食べ物に戻す期間に食べることを言います。10日間の玄米食によって体内のデトックスが終えたとしても、すぐにいつもの食事には戻さないで、4日間~6日間は回復食の期間は必ず設けて、徐々に通常の食事に戻すことが大原則です。
10日間が終わって11日目では、玄米+ご飯+具がはいっていない味噌汁にします。
つまり、五号食(玄米+味噌汁+漬物+季節野菜)か六号食(玄米+味噌汁+漬物)を回復食としてスタートさせます。そして、最終的には「一汁二菜」の四号食までに戻します。
リバウンド防止と生活習慣の改善に繋がる
玄米の七号食ダイエットですぐにリバウンドして、ダイエットに失敗してしまったという話もあります。このリバウンドの大きな原因は回復食をしていなかったことです。
もしくは、10日間の期間が終わり開放感から食べ過ぎてしまったというケースがほとんどです。10日間の玄米七号食ダイエットは、回復食の期間をとらないと10日間に休んでいた内臓器官がびっくりしてしまうことに加え、体内に入ってきた食べ物をしっかり吸収してしまいリバウンドにつながってしまいます。
玄米の七号食ダイエットを成功させるには、回復食は必ず行ってください。
成功させるためのポイント
ダイエットはきついばかりでは長続きしないものです。玄米の七号食ダイエットを成功させるためのポイントは、とにかく玄米を美味しく食べることに尽きるといえます。それには、玄米を美味しく食べられるような工夫をすることが玄米の七号食ダイエットの成功につながります。
例えば、今まで精米のお米を食べてきた人には、玄米が硬いと感じやすいので、カレーをかけたりチャーハンにして食べると玄米の硬さはそれほど気にはなりません。もしくは、おかゆにすることでも美味しく食べることもできます。
また、便秘の原因となる食物繊維不足を、玄米を食べることで補えることから玄米を食べているとお腹の調子も良くなってきて玄米食をやめられなくなる場合もあります。なので、日頃から肉などをよく食べている人で、食物繊維が不足しがちな人には玄米の七号食ダイエットは向いているといえます。
つけ加えると、七号食ダイエットを実践してダイエットに成功している人は、食べ物をゆっくり噛むということができることもメリットで、特にいつも早食いしている人なら、ゆっくり時間をかけて噛むことで極端に食べるものの量が減っていくため着実にダイエットできます。
飽きて来たら梅干し!
玄米ダイエットで、ごま塩の玄米の味に飽きてゲンナリしてしまうようなら、無添加の梅干しを食べてみてください。また、甘い物がどうしても食べたくなるようなら、玄米甘酒を飲むのもOKです。
10日間に自信が無い人は5日間でやってみる!
ここまで読んでいただいて、10日間に自信が無い人は、5日間お試しでやってみるのもおすすめです。
昼食だけを玄米に置き換えたりするのもいいかもしれません。
1日目~5日目→七号食を食べる
6日目→回復食として玄米+具のない味噌汁
7日目→玄米+具だくさん味噌汁
これを終えた後なら、10日間の七号食ダイエットに挑戦しやすいかもしれません。さらに、寝かせ玄米を作るのが面倒な場合は、レトルトパックになっているものが通販で購入できるようです。
ルールに従って10日間以上は行わないこと
10日間でしっかりダイエットできてしまうと、「もっと続ければ痩せるはず!」と思ってしまう人もいると思いますが、これは、絶対にやめておきましょう。
玄米は、栄養がバランスよく豊富に含まれているものではあっても、一日に必要な栄養素として考えると不十分です。そのため、10日間以上行ってしまうと、カラダ自体を壊してしまうという可能性があります。
先ほども紹介したように、玄米の七号食ダイエットは、合計で2週間(回復食を含めた14日間)です。これをきっちり守って行ってください。
七号食を体験した人の口コミ
七号食ダイエットを体験した人の口コミには、即効性はないようですが体重が明らかに減るなど確実に痩せたという人が多いです。さらに、「便秘が解消された!」、「便秘が解消されたらお腹周りがスッキリした!」という口コミも同時に見られます。
挑戦した人の中には、やはり芸能人の影響された人も多く、よく噛むことで腹持ちが良くなり間食も減ったという口コミも目にします。また、玄米を長く食べ続けている人で、実家に帰って白米をたべたら元の体重に戻ってしまったという口コミもありました。実家に帰るとついつい食べ過ぎてしまうのはよくわかりますよね。
まとめ
七号食ダイエットに成功した人には、自分が必要とする量がわかって間食などをほとんどしなくなったという人もいます。七号食ダイエットは、痩せるだけではなく体や精神面での変化にも大きく影響するといえそうです。では、この記事の大切なポイントをまとめました。
☑寝かせ玄米は、炊飯ジャーの保温で3~4日間保温して熟成させる
☑七号食ダイエットのルール
1.玄米、小豆、塩のみの雑穀入りにする
2.一口30回は噛む
3.水分は、水・ほうじ茶・麦茶・番茶・玄米茶等
4.1回の食事は600gにして、寝る4時間前には食事は済ませる
5.ウォーキングは1日40分
☑リバウンドを防止するため回復食期間は必ずとる
☑カレーやチャーハンにしたり梅干しもおすすめ
☑10日以上は絶対にやらないこと
10日間七号食ダイエットには、回復食がかなりキーポイントになっています。まずは、5日間から試してやってみてはどうでしょうか。