ピアスでアレルギーが起きてしまう原因と症状が現れた時の解決方法

ピアスでアレルギーが起こる人は金属アレルギーの人が多いということが分かっていますが、他にはどのような原因が挙げられるのでしょうか?おしゃれを優先してピアスを方けどアレルギーを起こしてしまっては、ピアスを楽しむ事ができなくなってしまいますね?!そうならないために、アレルギーの原因や症状を知り、金属アレルギーがでないようにしましょう!
目次
金属アレルギーの症状には2つある
金属アレルギーには2種類あり、それぞれ症状が変わってきます。
さて、それぞれのアレルギーにはどのような症状があるのでしょうか?
金属接触アレルギー
金属が皮膚に触れたり、液体などで金属が溶け出してしまいそれが体内に入り込むことによってかぶれ、かゆみ、水膨れといった症状を引き起こす原因となります。
慢性化してしまうとなおり治りにくいと言われています。
全身型金属アレルギー
歯医者で治療をしたあとアレルギーが起きた方もいるのではないでしょうか?
全身性金属アレルギーは、足や手など全身に症状が現れます。
治療したのにアレルギーが起こるってどうゆうことなのでしょうか?
口の中にある金属が唾液や口の中の酸素状態がしばらく続いてしまうと噛み合わせなどで電流が発生してしまいます。
電流が発生してしまうと金属がイオン化して体内に侵入しますが、ほとんどが便と一緒に体の外へ排出されます。
残りの3~10%は、汗と一緒に排出されます。しかし、手や足などには、皮脂腺が多い場所なので汗が排出される時に 全身性金属アレルギーが発症しやすくなってしまいます。
ピアスによる金属アレルギーで全身に症状が出てしまうこともある
ピアスは皮膚に直接穴を開けるので金属アレルギーが起きやすくなってしまいます。金属がイオン化し、血液によって体全体に運ばれると全身性皮膚炎となってしまう可能性もあります。
そのほかに、偽アトピー性皮膚炎、顔面湿疹、口内炎、口角炎などの症状を引き起こす可能性もあります。
ピアスのアレルギー反応を防ぐ方法
おしゃれのためにピアスを装着している人は多く、その一方金属アレルギーで悩んで居る人もいるようです。
アレルギー反応はどうやって防げば良いのでしょうか?
防ぐ方法についていくつかご紹介します!
原因となったピアスを特定する(金属の素材)
もし、金属アレルギーが発症してしまったら、皮膚科に行けばパッチテストを行うことができます。自分が何の金属に反応しているのかがわかれば次からはその素材を避けることができます。
デザインが可愛いのに金属アレルギーがでてしまうという方は高めのものを買わなくてはならないと思っている方も多いようですが、そう言った方は樹脂やアクリル製のものを選ぶという方法もあります。
樹脂素材のものは傷つきやすい、壊れやすい、汚れやすいといった難点はありますが、常に汚れはケアをしておけば金属アレルギーを起こす事がないのでおすすめの素材です。
夏場など汗をかきやすい日に金属を身につけることを控える
金属アレルギーになってしまう原因の一つに夏場など汗をかいたときに起きてしまう事があります。
汗をかくことによって、金属が溶け出しそれが肌を通り全身に運ばれてしまい金属接触アレルギーになってしまう可能性があります。
汗をかいた場合には、身につけている金属類を外し夏場などはなるべく金属類を装着は控えることをおすすめします!
金属素材の選択に気をつける
ピアスは長い時間付けていることになると思います。金属アレルギーを引き起こす可能性もあるので症状を起こしにくい素材を選ぶ必要があります。金属アレルギーになりにくい素材には、チタンやサージカルステンレスなどがあり、特に純チタンは金属アレルギーになりにくいと言われています。
もっとなりにくくするためには、ピアス本体、ポスト、留め具すべて純チタンのものを選ぶことをおすすめします!
金属アレルギーに対応しているピアス
金属アレルギーは、誰にでも発症しやすく一度発症した人はなるべく控えることをおすすめします。放置した場合には、全身にアレルギー症状が出てしまう可能性もあるので注意が必要です。
ピアスをおしゃれのために付けたいという方は多いのではないでしょうか?でも、アレルギーが一度出てしまったから怖い、発症してしまうんじゃないかと思って居る人もいるようです。そんな方のために、最近ではアレルギーを持っている人でも安心して装着できるように金属アレルギー対応のピアスも販売されています。
アレルギー対応のピアスでも人によっては、炎症などを引き起こしてしまう可能性があるのでそういった場合にはすぐに外してください!
チタン・ステンレス
アレルギーは、金属が溶け出しそれが体内に入り込むことによって症状がでてしまいます。チタンは、溶けにくいという性質を持っているのでアレルギーを起こしにくいという特徴を持っています。
樹脂
樹脂は多くのピアスに用いられている素材です。多くの女性が樹脂を使用しているようですが、樹脂には一切金属が含まれていないので金属アレルギーをもっている人でも安心して付けることができます。
最近では、樹脂を使ったピアスでも可愛いものが沢山売られています。
プラチナ・銀・金
人によって金属アレルギーがでてしまう場合もありますが、プラチナや銀、金などは金属アレルギーを起こしにくいと言われています。最初にピアスを付ける人はこういった素材のものを付ける人が多いようです。
絶対に起こらないという訳ではないので、付けた部分がアレルギー反応が出ていないか確認しながら使用することをおすすめします。
ニッケルフリー
ニッケルを含まないで作ったピアスのことですが、ニッケルフリーと書いてありながら少しニッケルが含まれているものもあります。ニッケルフリーとかかれたものを使用したいときは、アレルギー反応がでないか短時間装着するなど様子を見て使用することをおすすめします!
ピアスコート
ピアスコートの塗ることでアレルギーを起こしにくくしてくれます。ピアス本体やキャッチ部分など肌に触れる部分に塗ります。メタルコートというのもありますが、同じものです。
全員がアレルギーを起こさないと言うわけではなくピアスコートによってかゆみやただれなどを引き起こしアレルギーを防げないこともあるので、そういった場合には使用をやめることをおすすめします。
事前にパッチテストを受ける
誰にでも金属アレルギーは発症することはありますが、アレルギーを持っている人でも必ずしも発症するという訳ではありません。自分がどんな金属に反応するのか皮膚科や大学病院でパッチテストを行う事ができます。
アクセサリーに良く使用されるアルミニウム、パラジウム、マンガン、コバルト、スズ、イリジウム、インジウム、重クロム、クロム、ニッケル、金、銀、銅、白金、鉄、亜鉛などの20種類の項目をテストすることができます。
金属アレルギーを起こしやすい金属の種類
ニッケル、コバルト、水銀、亜鉛、パラジウム、クロム、銅などがあります。安く手に入るものは、メッキ加工のものが多いのでアレルギーが起こりやすいので注意が必要です。どうしてこのような種類の金属はアレルギーを起こしやすいのでしょうか?いくつか詳しくご紹介したいと思います。
ニッケル
金属のなかでも一番アレルギーが起こりやすいと言われている金属です。ニッケルは、フォーク、ナイフ、携帯電話、ネジ、ピアス、化粧品などに使われる素材で家にある金属のほとんどはニッケルが使われているものが多いそうです。生活用品以外にコーヒーやウーロン茶などにも含まれているので大量に摂取している人は注意が必要です。
クロム
ニッケルと同じく多くの生活用品に含まれている素材でアレルギーがでやすい金属でもあります。クロムは、自動車、セメント、流し台、レンガなど食べ物にはレバー、キノコ、アサリ、ほうれん草などに含まれているそうです。ニッケルは生活用品のほとんどに含まれていますが、クロムは食べ物の多くに含まれていると言われています。
コバルト
コバルトのみで使われることは少なく、合金に使われる金属でレンガやガラスなどに含まれていることが多いです。インゲン豆やウナギ、魚介類などの食べ物にも含まれており、皮膚トラブルや皮膚ガンなどの可能性もあるので注意が必要です。
パラジウム
歯医者などで詰め物をしている人もいると思いますが、金属が使われており多くがパラジウムが使われています。この詰め物によって金属アレルギーを引き起こしてしまう人もいるようです。
アレルギーを起こしにくい金属の種類もご紹介
金、銀、白金、ジルコニウム、タンタル、プラチナ、チタン、ステンレスなどがあり、金属アレルギーを起こしにくいのでアクセサリーやキッチン、医療用品などにも使われている金属です。
ピアスを楽しむための注意点
デザインが可愛いからと買ったら金属アレルギーがでたという方も居るようですが、デザインだけでなく素材重視で選ぶことをおすすめします!デザイン重視で買ったらアレルギーがでておしゃれが楽しめなくなってしまうより、素材を重視しアレルギーが出なければずっとおしゃれを楽しむことができます。
ピアスをずっと楽しむための注意点についていくつかご紹介します。
違和感を感じたら、すぐにピアスを外す
ピアスを付けたら耳が痒いなど違和感を感じたら金属アレルギーかもしれません。肌に合っていないものを使い続けると肌が荒れてしまう原因ともなるので無理に付けるのはやめ違和感がある場合は外すようにしましょう!
かゆくてもかかない
痒いとついかいてしまうかもしれませんが、アレルギー症状がでている部分をかいてしまうと傷ができ悪化してしまう可能性があります。
それをどう対処していいかわからないからと放っておくと色素沈着として残ってしまうこともあります。もし、痒くなってしまった場合は痒い部分を冷やすとよいと言われています。
ピアスを清潔に保つ
使用したピアスには雑菌が大量についています。汗などが付いていたら変色する可能性もあるので使用した後は布やティッシュペーパーで拭き取っていつも清潔にしておくことをおすすめします。
汚れを取り除くという意味もありますが、品質を維持するということも期待でき特に夏の汗をかく時期は毎回拭き取り清潔にしておきましょう!
ピアスを選ぶ際には、キャッチ部分の素材まで確認する
ピアス本体の素材も大事ですが、キャッチ部分も確認して購入することをおすすめします!
ピアスには、本体とキャッチ部分の素材が違うものもあり、キャッチ部分のせいで耳が痒くなったという人もいるのでキャッチ部分もアレルギー対応の素材を選ぶようにしましょう!
まとめ
今回は、ピアスでアレルギーが起きてしまう原因と解決方法についてご紹介しました。アレルギーは誰にでも起こる症状なので正しい使い方をしてアレルギーにならないように気をつけましょう!
☑金属アレルギーは全身にでてしまうことがある
☑自分がどの金属に反応しているのか検査する
☑汗によって金属が溶け出し金属アレルギーになることがある
☑アレルギーがでない素材のものにする
☑ピアスをする前にパッチテストを行う
☑アレルギーを起こしにくいもの起こすものがある
☑ピアスを付けて痒みなどを生じたらすぐに外す
☑痒い部分を掻いてしまうと炎症を起こしてしまう可能性もある
☑雑菌が繁殖しやすいのでいつも清潔にしておく
☑ピアス本体だけでなくキャッチ部分の素材も確認する
おしゃれを楽しみたいという人は多いですが、おしゃれを優先して金属アレルギーになっては楽しめるものも楽しめなくなってしまいますよね?金属アレルギーにならないためにアレルギー対応の素材を選ぶようにしましょう!