まつ毛をカールさせるには2つの方法がある!ビューラーの種類と正しい使い方。

可愛らしくて愛らしい目を作るために毎朝まつ毛カールをしている方は多いと思います。でも、夕方が近づいてくる頃には「カールが落ちてる!?」という経験ってありませんか?または、「うまくカールが作れない!」と苦戦している方も多いですよね。
まつ毛のカールは、道具をうまく使って理想のカールやカールをキープするコツや方法があります。この記事では、そんなまつ毛のカールの方法とまつ毛のカールをキープする方法について紹介します。
目次
まつ毛をカールさせるには2つの方法がある
ちょっと残念な話になりますが、日本人のまつ毛は直毛なのでそもそもカールをしても定着しにくいです。
しかも外人さんと比較すると、まつ毛の本数は2割も少なくまつ毛の長さは3mmも短いことがわかっているようです。それも、まつ毛を抜いてもカットしたとしても、日本人のまつ毛の長さは約8mm程度と変わらないようです。
欧米人の方は、もともとまつ毛が自然にカールしていてその角度は10.2度とか。一方、日本人は80.9度とかなりの差があるの、それでなくてもまつ毛が短い日本人は何もしなければパッチリとした目にするにはメイクを駆使するしかありません。さて、そんなまつ毛をカールする方法は大まかに分けると2つの方法があります。
サロンに行ってプロにお願いする方法と、セルフで行う方法です。
①サロンに行きプロに依頼する方法
まつ毛のカールはサロンで依頼することもできます。サロンでカールにする方法は基本的にまつ毛パーマです。
依頼するときにはカウンセリングをして好みのカールを希望すると、そのカールに合わせてロットを決めてパーマをかけます。所要時間は1時間半~長いと2時間弱かかることもあります。
サロンでのまつ毛パーマの方法
1.パーマには、専用の接着剤を使ってまつ毛を固定してパーマ液をつけます。このときに使うパーマ液はまつ毛を柔らかくする薬剤でしばらくそのまま放置します。
2.次は、まつ毛にカールをクセづけするためのパーマ液をつけます。そしてもう一度数分放置します。
3.あとはロットをはずしてまつ毛専用のトリートメントをつけて終了です。
サロンでまつ毛をカールする方法では、施術台の上に乗って目を閉じているだけです。気になるカールの持続効果は3週間~1ヶ月ほど。お値段は、サロンによっても多少異なるようですが、3,000円前後~5,000円前後程度になります。
サロンはプロの手によるものなので、根元からしっかりカールされることや毛先だけの緩やかなカールを希望することもできるので、自分好みのデザインなども選べるところがメリットです。
プロの手によるものなので満足のいくカールになりそうですが、自分が想像していたとおりじゃなかった場合もあります。
◇サロンのデメリット
1.まつ毛が傷みやすい
化学薬品のパーマ液を使うのでどうしてもまつ毛は傷みます。
2.長さは変わらない
自前のまつ毛の長さでカールをつけるので、エクステのようにパッとした華やかさを出すことはできません。
3.自前の短いまつ毛はパッチリしない
単にパーマしているだけなので自前のまつ毛が短いと毛先だけが上にあがる感じで、パッチリとした目にはできません。
4.想像した目にならない
これはプロの技量にもよりますが、イメージ通りにならないことが多いです。
②セルフで行う方法
セルフでまつ毛カールをする方法は、自分でパーマ液を購入してロットやビューラーを使ってカールする方法です。
単にビューラーだけを使うと時間の経過と共にカールが下がってきますが、パーマ液を使うことでより取れにくいカールを作る方法です。サロンに通う必要がないことと、自分の都合に合わせていつでもできるメリットがあります。
何よりもコストパフォーマンスがいいですよね。
◇セルフのやり方
用意するもの
鏡(スタンド式で角度が変更できるものがベスト)・サージカルテープ・爪楊枝1~2本・コットン4枚・精製水もしくは水・綿棒3本~4本・つけまつ毛用のノリ・まつ毛の長さに合わせたロッド・まつ毛パーマ液1液と2液・透明の水溶性ノリなど
*パーマ液はネットで購入することもできます。
1.準備
・ロットの幅は、事前に自分のまぶたの目頭から目尻までの長さに切っておきます。
・精製水を小さい器に入れてそこに綿棒を入れておきます。
・ロットを巻く前に、ビューラーでまつ毛をカールしておきましょう。こうすると巻きやすくなります。
・あらかじめ、眉頭の下から髪の生え際付近に向かってまっすぐに引っ張り上げてテープで留めます。
1.まず、メイクをキレイに落とします。メイク残しがあるとパーマがかかりづらいです。
2.ロッドに専用のノリをつけますが、すぐにまぶたに貼ると乾くのに時間がかかるので、少し乾かして目の際から貼り付けましょう。
やりにくいようなら、鏡を下においてマスカラを塗るようにすると貼り付けやすくなります。
check1:ここでロットの両端が浮いてしまう場合
ロットにノリを多めにつけて、ゆっくりと目頭から目尻にかけ押しながら付けてみてください。
それでも浮き上がるなら、しばらく乾くまで指で押さえておきます。
3.ロッドが固定されたら、ロッドの下にまつ毛が入り込んでいないかチェックします。入っていたら、爪楊枝で引き抜いてください。
check2:下のまつ毛がロッドに引っ付く場合
下のまつ毛が上に向いているタイプの人は、上のまつ毛やロッドに引っ付きやすいです。そんなときは、使っていないロッドにノリをつけて、まつ毛を上から押さえておきます。
セロハンテープなどを使うとまつ毛が根元から抜けたり傷むのでロッドを使いましょう。
4.透明のノリをロッドにつけて、爪楊枝を使ってまつ毛をロッドに貼り付けます。
check3:爪楊枝は横にしてまつ毛全体を押し上げるようにすると貼り付けやすくなります。
貼り付けるときには、まつ毛1本ずつきれいに整えながら貼り付けます。
5.パーマ液1を綿棒にとって、根元からまつ毛が見えないぐらい塗ります。
このときにまぶたにつかないようにして、根元から1ミリはあけてパーマ液をつけてください。
check4:毛先は細いので毛先の2ミリ~3ミリ部分にパーマをかけるとチリチリになる可能性があるのでつけないでおきましょう。
6.パーマ液に書かれている放置時間を守って放置しておきます。時間がたったら、コットンに精製水を含ませてよく拭取ります。
check5:十分に拭かないとムラになってパーマがよくかかりません。
7.次にパーマ液2をつけます。この液はカールを固定させるものです。また指定の時間放置します。
check6:ここでまつ毛が曲がったりしていると仕上がりがきれいになりません。キレイな扇状になるように爪楊枝を使って毛の流れを整えます。
8.指定の時間が経過したら、コットンやシャワーを使って液を落としロットを外します。
ビューラーを使う方法
サロンでのまつ毛パーマもセルフでのカール方法も「ちょっと面倒くさい!」、「まつ毛が傷みそう!」という方は、定番のビューラーを使ってカールを作る方法が一番手っ取り早いです。
ビューラーは持続しないと思っている方も多いようですが、ビューラーの種類や手入れ、正しい方法でやれば長時間キープできます。
ビューラーってなに?
ビューラーは、簡単にまつ毛にカールを作るまつ毛メイクのメイク道具の一つです。
まつ毛を強調したいときに使うと、どんな人の目もはっきりとします。ビューラーを使うと目元が華やかになります。ビューラーでまつ毛が上に向くと外の光が目に入りやすく輝いて見えるというメリットもあります。目がパッチリとしていてキラキラする目を演出するならビューラーは必需品です。
また、ビューラーは、マスカラと一緒に使うのが基本かもしれません。ビューラーだけだと時間が経つとカールが少しずつ落ちてきます。反対に、マスカラだけだとまつ毛が濃くなるだけで目をパッチリさせにくくなります。
目をパッチリさせて大きく可愛らしい目にするならビューラー+マスカラです。
ビューラーには複数の種類が存在する
ビューラーなんて何でもおんなじと思っている方も多いと思いますが、ビューラーには複数の種類が存在します。何でもいいわけではありません。
自分の目に合ったものを選ぶとパッチリした目とカールが1日持続することも可能なんです。ビューラーの種類は、カーブが浅めのものや深めのもの、目幅が狭いものから広いものとがあります。
自分がどれに合うかは目に当ててみないとわかりません。まぶたにフィットさせて吸い付くようなビューラーであることと、まつ毛を全部挟むことができるかがビューラーを選ぶ基本です。
☑まつ毛を全部挟める
☑しっかりまぶたにフィットする
通常のビューラー
通常のビューラーは、まつ毛をギュッと挟んでカールさせるスタンダードなビューラーです。一度にすべてのまつ毛を挟んでカールします。手の力によるものなので、まつ毛が直角に折れてしまうこともあり自然なカールを作るのはある程度の慣れが必要です。
スプリング付きのビューラー
スプリング付きのビューラーはバネの力を使ってカールを作るものです。軽く握るだけでカールすることができます。力を入れてカールする一般的なビューラーよりも適度な力加減でカールを作ることができます。
ホットビューラー
電気を使って発熱させてまつ毛をカールするビューラーです。熱を使うのでカールのクセが強くなるため、長時間カールがキープできるのが特徴です。形はいろいろあって、通常のビューラーの形のものもあれば、先端にブラシがついているものもあります。
特殊フレームタイプ
特殊フレームタイプは、まぶたにフィットさせるフレーム部分が立体的になっているビューラーです。目の丸みや目幅、目を開けた状態でのアイライン、この3つが3Dでぴったり合うように作られたフレームです。まさにまぶたに吸い付くようにフィットするのが特徴です。
部分用ビューラー
通常のビューラーよりも幅が狭い部分を使ってカールを作るビューラーです。カールしにくい目頭や目尻部分のまつ毛をピンポイントでカールさせます。部分用なので通常のビューラーと併用して使うのがおすすめです。
ビューラーを使わなくてもカールできる3つの方法
まつ毛のカールはビューラーを使わなくても簡単に作る方法があります。手元にビューラーがない緊急時や、外出先などでのメイク直しするときにも使えます。どの方法もまつ毛に負担がかからないので試してみてください。
スプーンでできる
スプーンの縁と指の腹を使ってまつ毛を上げる方法です。スプーンは温めて使います。
1.スプーンのカーブにまつ毛の生え際を合わせてまつ毛を挟みます。つまりプレスする状態にします。
2.親指を使ってまつ毛をスプーンのエッジ部分に押し当てます。
3.スプーンと指でまつ毛を挟みながらまつ毛の根元から毛先に向かって動かしていきます。これを数回繰り返すと、温かいスプーンと手の温かさでカールができます。スプーンが目にぶつからないように気をつけてやりましょう。
マスカラでできる
これはマスカラのブラシを曲げて使います。
1.マスカラブラシを抜き出すときに、容器の出口付近でブラシを45度ぐらいの角度に曲げます。
2.曲げたブラシをまつ毛の根元から押し付けるようにして、マスカラでまつ毛を上げながらつけていきます。毛先に向かって何度か分けてやるとキレイなカールが作れます。マスカラのブラシは曲がってしまっても、容器にそのまま入れると収まります。
指でできる
最初に、まつ毛にマスカラをつけておいてください。マスカラは「カールキープタイプ」が適しています。
この方法は、指の体温がホットビューラーの代わりになるのでよりカールがつきやすいことと自然な仕上がりになります。コツとしては、マスカラが乾く前に手早くやることです。マスカラは乾いてくときにまつ毛の形が固定されるので素早くやっちゃいましょう。
1.マスカラがついたまつ毛を、自分の指で根元から押し上げて10秒~30秒ほどキープしておきます。
2.次にまつ毛の中間に押し当ててまた10秒~30秒キープ。そして毛先も同じようにキープします。根元→中間→毛先の繰り返しをやると、カールがしっかりつきます。
まつ毛がカールしない人必見
「ビューラーでうまくまつ毛がカールしない!」と毎朝苦戦しているという悩みを持つ方もいますよね。そんな方は、なぜまつ毛がうまくカールしないのかを解説します。
カールがうまく作れない人必見です!
まつ毛に水分や油分が付着してる
まつ毛には、化粧水や保湿クリームや油分が付着しているとカールが作りにくいです。
ビューラーを使う時には、ティッシュでまつ毛を拭き取ったり洗顔するなどして、あらかじめまつ毛がしっかり乾いた状態で使ってみてください。
古いビューラーを使用している
ビューラーは意外と汚れやすくゴムも劣化するのでビューラーが古くなるとうまくカールが作れません。
また、ゴムの劣化でまつ毛が切れることもあるので要注意です。ビューラーの汚れなどはしっかり落として、ゴムが劣化したら交換しましょう。
根元から力任せにカールさせてしまう
ビューラーを使う時に、力任せに根元からビューラーでまつ毛を挟んでいる方が多いですよね。
根元から挟むとまつ毛が抜けやすくなります。
ビューラーを使うときは、根元から数ミリ離したところから毛先向けて、2回から3回に分けて軽くカールしてみてください。
ビューラーは正しい使い方に慣れればうまくカールすることができます。
先端にマスカラがたくさんついている
なかなかカールが作れない方で意外と多いのが、マスカラがたくさんついていることです。
マスカラがつき過ぎるとマスカラの重さでまつ毛が下がります。
マスカラを塗る時には、着け過ぎないようにして根元から毛先に向かってつけていきます。
まつ毛にハリやコシがない
まつ毛は、毎日マスカラやビューラーを使っているとダメージを受けます。
そうすると、まつ毛のハリやコシが失われるようになって徐々にカールがうまく作れなくなってきます。
毎日マスカラやビューラーを使っている方は、まつ毛美容液なでケアすることも日課にしていきましょう。
まとめ
まつ毛には髪をとかすブラシのようなコームもあります。コームを使うとゴミやほこりが取れてキューティクルが整うようです。では、この記事のポイントをもう一度まとめてみました。
☑セルフではまつ毛が曲がると仕上がりがきれいにならない
☑ビューラーは、自分のまぶたにフィットするもの
・通常のビューラー:慣れが必要
・スプリング付き:軽く握ることでカールができる
・ホット:熱を使うので長時間カールがキープ
・特殊フレーム:目の形状にフィットする
・部分用:通常のビューラーと併用がおすすめ
☑ビューラーなしでカールを作る方法
・スプーンはあらかじめ温めておく
・マスカラのブラシ部分を45度の角度に曲げる
・指を使う時はマスカラが乾く前に手早く
☑まつ毛がカールしない場合
・まつ毛に付着している水分や油分を取り除く
・ゴムが劣化したら交換・汚れは取り除く
・ビューラーは2回から3回に分けるように軽く
・マスカラは付け過ぎない
・まつ毛のハリやコシは美容液でケア
ビューラーはほぼ毎日使うものです。ビューラーの汚れが取れにくくなったり、最近カールが持続しないと感じたらゴムを替えてもいいですが、ビューラーもどんどん最新のものが発売されているので買い替えてみてはどうでしょうか。