牛乳は夜に飲むと太るは嘘だった!【女性が喜ぶ牛乳の6つの美容効果】

夜、牛乳を飲むと夜中もぐっすり眠れるという話をよく耳にしませんか?反対に、寝る前にカロリーが高い飲み物を飲むと太ってしまうということも聞きく話なので、カロリーを気にしている人には、牛乳はあえて飲まないようにしている人もいるようです。
そこで、牛乳は太る面では飲まない方がいのか、栄養と一緒に脂肪分も摂ってしまいそうな牛乳について、牛乳のメリットや牛乳のカロリーなど、あらゆる面から牛乳について詳しく調べました。
目次
牛乳を夜飲むと太るのか?
よく眠れるようになるといわれている牛乳でも、夜寝る前に牛乳を飲むことでカロリーや脂肪で太るのは困りますよね。結論からいうと、牛乳を夜飲むと太るのか?ということに関しては、眠りを助ける程度の量であれば、太るリスクが高い飲み物ではありません。
あくまで飲み過ぎなければそれほどカロリーや脂肪を気にすることはないと考えて大丈夫です。牛乳には、骨を強くするカルシウムが含まれていますが、このカルシウムは、腸の中で牛乳に含まれる脂肪の吸収を抑える働きもあります。
さらに、牛乳に含まれるビタミンBは、脂肪の代謝を手助けする効果もあるとされているので、太りやすい飲み物とは一概に言えません。なので、夜に牛乳を飲むと極端に太るということを心配する必要はありません。
太ると言われている理由
夜寝る前だけではなく人によっては毎朝飲んでいる人も多いと思いますが、なぜ牛乳が太ると言われているのでしょうか。
その理由は、カロリーと脂肪ではないでしょうか。
カロリー(エネルギー)の摂取が大きな原因!?
牛乳は、基本的には高カロリーで高脂肪なのは間違いありません。高カロリーといわれているのは乳脂肪分のことです。そのため、牛乳を飲むことでカロリー摂取になるので太るといわれるのが大きな原因と考えられます。一般的に「牛乳」として呼ばれるものは、乳脂肪分が3.0%以上でミネラル・ビタミンなどの無脂乳固形分が8.0%以上ということが定義づけられています。
例えば市販で見る「牛乳」には、だいたいですが乳脂肪分が3.5%以上で無脂乳固形分が8.3以上が一般的のようです。そして牛乳に含まれるカロリーのうちの約半分は、乳脂肪分のカロリーとされています。つまり、牛乳は、高脂肪食品であり高カロリーであるとはいえるので、ひたすら毎日牛乳ばかり飲むことを習慣にしていれば、理論上では太る傾向にあるとはいえそうです。
コップ1杯の牛乳のカロリーは?
給食に出される1パック分の量は約200mlですが、200mlで約138kcalあります。
牛乳のカロリーは製造方法でも多少差が出ますが、コップ1杯の牛乳のカロリーもだいたい138kcalあります。ということは、138kcalのうちの約半分は乳脂肪分のカロリーということになります。
牛乳を夜に飲んでも太らない!
冒頭でも紹介したように、極端に飲み過ぎなければ牛乳を夜に飲んでも太らないと考えて大丈夫です。
それどころか、牛乳を飲むことでのメリットがあります。
カルシウム濃度の低下を防いでくれる
私たち人間の体には、血液中のカルシウム濃度を一定に保つような仕組みがもともと備わっています。ところが、寝ている間は、血液中のカルシウム濃度が低下しやすいです。
そこで、夜寝る前に牛乳をのんでおくと、血液中のカルシウム濃度の低下を防ぐことができ、骨のカルシウムが溶け出すのを予防してくれる働きがあります。
成長ホルモンの分泌が太りにくくしてくれる
寝ている間は、成長ホルモンの分泌が活発になることから、成長期には寝る前の牛乳は効果的といわれています。この成長ホルモンは、脂肪を燃焼する働きがあるので、成長ホルモンの分泌が太りにくくしてくれるものでもあります。なので、寝る前に牛乳を飲むことで質の良い睡眠が得られるため、成長ホルモンの分泌が活発になり太りにくい体作りの手助けになるわけです。
・タンパク質の代謝を促し筋肉力を増やす
・脂質代謝を促して体脂肪の分解を手助けする
などの作用があります。この牛乳に含まれる成分の働きを見れば、夜飲む牛乳は、よほどの量を飲まなければ太らないと思っていいのではないでしょうか。
寝る前に飲む牛乳の6つの効果
さて、寝る前に飲む牛乳には、おおまかに6つの効果を挙げることができます。
寝る前はホットミルクがおすすめ
寝る前に飲む牛乳の効果は、リラックスしてよく眠れるということが一番の効果です。寝る前の牛乳は良いといっても、冷たい牛乳を飲むと体が冷えてしまいます。寝る前はホットミルクで体温を上げるのがおすすめです。
特に、寒い季節だけではなく、夏の冷房による冷えにもホットミルクが体を温めてくれリラックスできます。
基礎代謝アップ
牛乳にも含まれるタンパク質は、体作りには欠かせない栄養素の一つです。人の体は水分が70%、タンパク質が20%で構成されています。タンパク質が不足すると筋肉が減っていきます。筋肉が減ると基礎代謝率が低下することになります。
つまり、タンパク質が足りなくなれば、痩せにくく太りやすいカラダになっていきます。コップ1杯の牛乳には、タンパク質が6g~7g含まれていますが、この量は、平均すると1日にタンパク質の必要量の10%ほどにも相当するものです。したがって、寝る前に温かい牛乳を飲むことで脂肪を燃焼するような作用はなくても、習慣的に飲み続けることでの効果は基礎代謝UPにつながります。
ダイエット効果
先ほども紹介したように、夜寝る前に牛乳を飲むと安定した睡眠をとることができるので、成長ホルモンがしっかり分泌されることになります。そうなると、脂肪燃焼の働きも促進されダイエット効果につながります。
さらに、寝ている間には、食欲抑制ホルモンの「レプチン」が分泌されることから、食欲増進ホルモンの「グレリン」の分泌を抑える作用も期待できるようです。
また、食事と食事の合間に牛乳を飲むことでも食欲を抑えことができるのでおすすめです。飲むときには、ゆっくり噛むようにして飲むとある程度お腹が一時的に満たされるため、間食を控えることもできます。
便秘解消
牛乳には、腸内に入ると善玉菌の栄養となる乳糖が含まれているので、夜寝る前に飲んでおくと便秘の予防効果につながります。
便秘太りが気になっている人は、牛乳にきな粉を入れてきな粉ドリンクとして飲むのもおすすめです。きな粉自体は、老廃物を排出する水溶性の食物繊維も含まれているのでデトックスには最適です。
実際、牛乳+きな粉で便秘が改善されたという声もあるほどです。このきな粉を黒豆きな粉にすると、黒豆きな粉に含まれるアンチエイジング効果があるとされるアントシアニンが摂れるので便秘解消と共に美容効果にも一役買ってくれます。
1.牛乳→200cc(1カップ)
2.黒豆きな粉→大さじ1~2
3.お好みでハチミツ→大さじ1~2
きな粉と牛乳をいきなり混ぜるよりも、少しの牛乳できな粉を溶かしながらペースト状で混ぜていくときな粉がきれいに溶けて牛乳と混ざります。
リラックス効果(ストレス軽減)
夜寝る前に飲むことでの牛乳の効果を見てきましたが、牛乳には他にもストレスを軽減する成分も含まれています。
私たち女性は、気分が不安定になったりイライラしたり女性ホルモンの影響に強く左右されることがあります。もちろん、そんなストレスを溜めないようにしていても、女性ホルモンが増えていかなければ、なかなかイライラやストレスを軽減することができません。このイライラは、セロトニンが減少しているのが原因の一つです。
牛乳には、セロトニンに作用するタンパク質も含まれているので、夜牛乳を飲むことはストレス軽減にもつながっていきます。また、成長ホルモンは、傷んだ体の修復も活発に行ってくれるので、牛乳によって質の良い睡眠をとることができれば疲労回復にもなります。よく寝ることができると美容効果にもなりますが、安眠に導くのは、牛乳に含まれるトリプトファンの働きがあるからです。
美容効果
実は、意外に思うかもしれませんが、牛乳にはサプリメントを飲むのと同じぐらいの美容効果があると考えられています。その秘密は、牛乳に含まれるタンパク質にあるようです。
牛乳は良質なタンパク質が含有されているので、髪の毛や爪にツヤが出てきたり、肌の真皮内にあるタンパク質(コラーゲン)を作り出すことから、毎日牛乳を飲むことで美容効果にも期待ができます。
安眠効果
ストレスが多いと、疲れていてもなかなか寝付けない人も多いですよね。そんな人には夜寝る前の牛乳がリラックス効果を生み出しますが、なぜ牛乳を飲むことで安眠効果が得られるのでしょうか。
それは、エネルギーを作る元でもあるアミノ酸の一種のトリプトファンの効果のようです。
トリプトファンが安眠効果をもたらす
トリプトファンは、必須アミノ酸の一種ですが、メラトニンやセロトニンなどの眠りに欠かせない物質作るときにはトリプトファンは必要なアミノ酸です。睡眠のリズムや覚醒リズムを調整するメラトニンやセロトニンなどの分泌が、ストレスなどや疲れによって乱れると、体内時計のリズムが整いにくくなってしまいます。
体内時計が乱れると、すぐに目覚めたりぐっすり眠ることができなくて疲れが取れにくいなどと感じます。そのため、夜寝る前に牛乳を飲むことで安眠効効果がもたらされるのは、アミノ酸が作用してくれるからです。
牛乳で安眠効果がもたらされれば、ストレスの軽減にも自然とつながっていきます。
牛乳はいつ飲むのが良いのか
牛乳の効果はだいぶわかってきましたが、では、いつ飲むのが良いのでしょうか。
これは牛乳をどんな目的で飲むかで多少違うかもしれません。
栄養を摂ることなら食事と一緒に摂るのもいいです。また、脂肪吸収を抑える意味や食べ過ぎを防止する意味でも、朝起きたときや食前に飲むのと食欲が少し抑えるのに効果的です。
低脂肪乳より成分無調整牛乳が良いと言われる理由
ダイエットのことを考えると普通の成分無調整牛乳よりも低脂肪乳の方がダイエット効果は高いという意見もあることはありますが、実は、その理由になる明確なデータはありません。
反対に、低脂肪牛乳で体重が増えたという人もあるようです。
そのため、普段から飲みなれている成分無調整牛乳がいいといわれています。
ホットミルクの簡単レシピ
ホットミルクは、電子レンジで温めるだけでも美味しく飲めますが、ちょっとした工夫をすることで甘みが増したり美味しさが増します。
お燗でホットミルク
ホットミルクは、電子レンジでチンすればすぐに温かいミルクができますが、お酒のお燗をつけるように鍋で作ると、温度が上がり過ぎず甘くておいしいホットミルクになるようです。
ホットミルク+くず湯
くず湯は、牛乳と同じく食事の前に飲むことで食べ過ぎを防いだり、食事と食事の間の空腹感もやわらげるのでお子さんのおやつとしても飲まれています。また、くず湯自体は低カロリーなのでおすすめです。くず湯のとろみ成分は、体を温めてくれることから代謝もアップすることと免疫力のアップにもつながり痩せやすい体作りを助けます。食感にくず湯のとろみが加わりますが、体がよく温まって寒い日などにも最適です。
2.電子レンジで使えるマグカップに1で混ぜた牛乳とくず湯を入れます。
3.カップには、ラップをしっかりして電子レンジで加熱しましょう。加熱は500Wで1分30秒~3分ほどを目安にしてください。(温めている間はレンジから目を離さないようにしましょう。)
3.くず湯が盛り上がってきたら、電子レンジから取り出してよくかき混ぜます。
4.くず湯に十分とろみがついてら出来上がりです。
ダイエットに効果的な飲み方
牛乳をダイエット目的で飲む場合は、単に飲むだけではなく、次の効果的な飲み方と注意点があります。
夜に飲む
牛乳は、夜に飲むことで良い睡眠をとるのにも効果的ですが、ダイエットにも効果的な飲み方です。
ぐっすり質の良い睡眠を牛乳を飲むことで得られれば、成長ホルモンの分泌が活発になり、タンパク質の代謝を促進して筋肉量をふやすことで体脂肪の分解にもつながっていきます。
飲みすぎはカロリーオーバーの原因
食事前に食欲を抑えるために牛乳を飲む場合、飲むなら食前に飲みましょう。また、日頃から食べ過ぎる人は、朝・昼・夜の食前に飲むと、食事で摂るカロリーは抑えられます。ただ、食事の量が多いわけでないなら、毎回飲むと逆にカロリーオーバーの原因になるので注意してください。
牛乳でダイエットする場合は、短期集中ではなく長期的に牛乳を習慣づけていくことで、間食や食べ過ぎを防ぐものでもあります。すぐにダイエットに導くものでもありませんが、何よりもリバウンドのならないように継続していきましょう。
運動後に飲む
ダイエットのために有酸素運動や筋トレなどの運動をしているなら、運動後の30分以内のタイミングで牛乳を飲むのも効果的といわれています。運動をした後は、筋力が高まってくるので体自体がタンパク質を欲しがっている状態です。
このタイミングで牛乳を飲めば、筋力のアップ効果も期待できます。もちろん、運動後の筋力アップにはサプリメントもかなり有効ですが、牛乳ならお金をかけずに済みます。
成分100%の牛乳を選ぶこと
ダイエットのために牛乳を飲む場合、低脂肪乳だとカロリーが抑えられて作られているので、満腹感が得にくいです。そのため、ついつい間食をしてしまったり普段よりも食事を食べ過ぎてしまうこともあり、結果的にカロリーの摂り過ぎになってしまいます。なので、ダイエットで飲む牛乳は成分100%の牛乳を選ぶようにしましょう。
成分100%の牛乳なら一定の満腹感も得られるので食欲を抑えることもできます。
ダイエットを気にするなら成分100%の牛乳をおすすめします。
まとめ
何気なく飲んでいた牛乳には、栄養素だけではなくダイエットやストレス軽減などにも効果が期待できるなら、夜寝る前の牛乳を習慣にしてもいいですよね。
では、この記事で紹介した牛乳の大切なポイントをまとめました。
☑寝る前に牛乳を飲むことの効果
1.太りにくくなる
2.基礎代謝UPにつながる
3.夜寝る前に飲んでおくと、便秘の改善につながる
4.栄養目的なら食事と一緒に飲む
☑食べ過ぎ防止なら食前
☑ダイエットなら夜に飲む
☑成分100%の牛乳にする
牛乳が飽きてきたら、黒糖やシナモンを入れることでも多少風味が変わるので試してみてください。