後ろ姿美人は改善できる!6つのNGポイントの紹介と改善方法

私たち女性って、正面からの見た目にこだわりがちですよね。でも、美しさを演出するのは、メイクや正面から見た目だけではありません。男性は意外と女性の後ろ姿が美しい「後ろ姿美人」に惹きつけられます。
男性が後ろ姿に目を奪われるのに、女性が後ろ姿に意識をもっていかないと、メイクやファッションをキレイに決めても残念な結果になることも。
そこで、後ろ姿美人になれる方法や、後ろ姿美人にはなれない6つのNGポイントなどについて紹介します。
目次
後ろ姿美人とは
他人から見る後ろ姿美人といえる姿は、美髪・美背中・美尻・美脚、そして美しい歩き方です。
こんな後ろ姿美人を見かけたら、誰もがつい目で追ってしまうものです。
昔から後ろ姿美人は注目を浴びていた
女性の後ろ姿に魅力を感じるのは、今に始まったことではありません。昔から後ろ姿美人は、何かと人の注目を浴びていました。
ずっと昔の平安時代は、女性は扇子を使ったりすだれを使ったりして顔を隠す習慣がありました。
その理由は、貴族など身分が高い人ほど顔を隠していたようで、顔を見せることは恥ずかしいこととわれていたようです。
男性は、女性の顔が見えないので、その人が美人かどうかは髪の美しさで見極めていました。
源氏物語でも、顔が不美人で知られている「末摘花(せむつはな)」でさえ、描写はひどい描き方がされていても、豊かで長く美しい髪の毛については評価は高かったようです。
江戸時代になっても、「世間胸算用(せけんむねさんよう)」という物語で、控えめで可憐な後ろ姿を描写する文面があり、女性の後ろ姿美人については魅力に感じていたようです。
さらに、日本画には、「見返り美人図」という女性の後ろ姿を美しく描いた浮世絵もよく知られていますよね。このように、いつの時代になっても、女性の後ろ姿美人は、女性らしい美しさとして評価されていることがわかります。
後ろ姿が美人でない人の6つのポイント
では、どんな後ろ姿が美人になれないのか、後ろ姿が美人でない人の6つのポイントを知っておきましょう。
表面の格好ばかり気にして背面の意識が低い
鏡で見れば正面からの美しさはいくらでも意識しやすいですが、後ろ姿美人になるには、背中からお尻、ふくらはぎまで意識を高めていく必要があります。
表面の格好ばかり気にして、背面の意識が低いと、とても後ろ姿美人になることはできません。自分の姿が、後ろから見るとどんな風に映るのか意識を高めていくことが必要です。
姿勢が悪く猫背
おしゃれな洋服を着ていても、後ろから見た姿勢が悪く、猫背になっていては後ろ姿美人にはなれません。
猫背は疲れているとついしてしまいがちな姿勢ですが、他人から見ても疲れて見やすく、猫背になっているだけで5歳は老けて見えるといわれているほどです。
猫背は正面から見るとそれほど気になりませんが、後ろから見ると意外と目立ちます。
後ろ姿美人を目指すなら、背筋を伸ばすことを常に意識するような心がけが必要になりそうです。特にデスクワークの仕事で長時間座りっぱなしの人は、猫背になりやすいので要注意です。
お尻が垂れている
後ろ姿美人には、お尻はとても重要なパーツです。
お尻は女性らしさの象徴でもあるので、やっぱり丸みを帯びたお尻が魅力的ですよね。
ところが、お尻は、基本的に動きやすい脂肪なので、ある程度鍛えないとお肉が垂れやすいです。
お尻が垂れているとヒップラインが崩れるので、後ろ姿のボディラインがぼやけてしまいます。
歩き方が悪い
背中を意識しても歩き方が悪いと、後ろから見た姿は美人にはなれません。
髪の毛がパサパサ、バサバサ
後ろ姿美人の条件には、美髪も含まれます。髪の毛がパサパサやバサバサ状態では、後ろ姿美人を演出することができません。男性は、髪の毛のツヤやまとまった髪の毛にも魅力を感じるものです。
後ろ姿が美しくても、髪がパサパサ状態では魅力が半減してしまいます。
下着から肉がはみ出している
夏の暑い季節に薄着になる時に目立ってしまうのが、下着から肉がはみ出している状態です。
夏はタイトな服を着ることも多いので、正面ばかりを気にしていると、背中やワキ、お尻のところから肉がはみ出していることに気づきにくいです。
男性は、お尻が垂れていることよりも、ぜい肉がはみ出しているのが気になる!という声もあるほどなので、私たちが想像している以上に、男性は、背中などのぜい肉を見ている可能性があります。
例えば、ブラの脇からはみ出た肉やお腹や背中のボンレスハム状態には要注意です!!後ろ姿美人になるには、背中もしっかりチェックしておきましょう。
後ろ姿をきれいにするための方法
ここまで読んでいただいて、後ろ姿美人なんて意識してなかった!という人は、まだあきらめるのは早いです。後ろ姿をきれいにするための方法を紹介していくので、ぜひ実践してみてください!
キュっと上がったお尻を目指す!ヒップアップエクササイズ
後ろ姿美人で、大切なパーツとなるお尻。
それでなくても意識しないと動かさない垂れぎみのお尻を、キュっと上がった美尻にするには、エクササイズが一番有効です。そこで、無理せずに仕事の合間でもできるエクササイズをやってみましょう。
毎日続けることで丸くて女性らしい美尻を作れますよ!
立ってエクササイズ
1.背筋を伸ばし両足のかかとをつけた状態で、腰に手をあて立ちます。足は閉じたままです。
2.上記の状態で、ひざの角度を90度に近づけて片足を前に出します。この時に、視線はまっすぐ前を見て重心を真下に下ろします。
3.踏み出した足を元の位置に戻します。この足を前に出す、元の位置に戻すを左右20回交互に繰り返します。ポイントはお尻を意識して行うことです。
オフィスでのエクササイズ
1.背筋を伸ばしてイスに浅く腰掛けます。
2.両手をグーにして膝の間に挟みます。(幅15cm程度の他の物を代用してもOKです。)
3.あとは、両足で挟んだ手や物をぐいぐい押しますが、この時に肛門を閉めるようにしてお尻に力を入れながらやりましょう。そしてまたお尻の力を抜いてゆるめます。これを5秒押して、5秒力をゆるめるの流れを5回繰り返します。
お尻の下着選びも慎重に!
美尻を作るには、下着選びも慎重になりましょう。お尻は、補正下着を使うことでも改善できます。
ガードルやスパッツなどを使うのは、まだ早いと思っている方もいるかもしれませんが、垂れてからでは改善が難しいです。
早めに使っておくと美尻がキープしやすいですよ。
姿勢を矯正する
疲れるとつい猫背になってしまいますが、姿勢の良い女性は、後ろから見ても凛とした姿でとても素敵に見えます。
でも、実際は背筋を伸ばした姿勢をキープすることは、難しいものです。
そこで、姿勢の正しい立ち方と座り方を矯正する方法を紹介します。
立ち方と座り方を矯正できると、体が慣れて意識しなくても自然と正しい姿勢ができるようになりますよ。
無理しない程度に続けてみましょう!
正しい立ち方

1.頭の上から何かに引っ張られるようなイメージや、一本の棒が体に刺さっているイメージで、かかとをつけてまっすぐ立ちます。
2.お腹に軽く力をいれ顎は軽く引きます。この時に腹筋を意識することが大切です。
3.膝はしっかり伸ばし、お尻を引き締めるように肛門に軽く力を入れるようにしましょう。
正しい座り方
1.イスに深く座って、お腹を軽く凹ませて骨盤を垂直にします。
2.首を伸ばしてアゴはひき、ここでも頭のてんぺんから引っ張られるようなイメージで姿勢をキープします。
3.座骨がイスにあたっているようにします。イスに深く腰掛けるのが無理なら、背中にタオルやクッションを置いて調整しましょう
鏡を見るときは後ろ姿も一緒にチェックする
鏡を見るときは、正面だけではなく後ろ姿も一緒にチェックするようにしましょう。
体をひねりながら髪の毛、背中、お尻とチェックすれば、ひねることでウエスト部分のエクサイズにもつながります。
また、正面に鏡の反対側でも手鏡を使って合わせ鏡でチェックすれば、より完璧な確認ができます。
ほころびがないかゴミなどがついていないか、知らない間にスカートの裾がほつれていたり、ストッキングの伝線にも気づけます。
美しく歩く歩き方。CAを見習う
美しく歩く歩き方といえば、エレガントな立ち居振る舞いを見せるCAですよね。ところが、CAは、歩き方のトレーニングはほとんどしないとか。
もちろん先輩に指導してもらうこともあるようですが、自分でスキルアップして気をつけて歩いているようです。実は、CAも、もっともお客様に見られるところは「後ろ姿」なんだそうです。その為、毎日鏡の前でしっかり後ろ姿をチェックするようですよ。
CAがいう美しく歩く歩き方は、背中と頭をまっすぐになるように意識して、背筋を伸ばすことが重要なポイントといいます。そしてテンポよくリズミカルに歩くように意識するようです。
コツは、肩甲骨を寄せて下げると、背筋が自然と伸びるようです。私たちも美しい歩き方で優雅に魅せるCAを見習いましょう。
ヒールを履くときは、膝を曲げないように注意
不格好な歩き方の一つに、膝を曲げて歩くことがあげられます。15世紀からヒール文化に慣れている欧米の人から見ると、日本人の多くの女性のヒールを履いた時の歩き方が、まるで「トイレを我慢しているように見える歩き方」に見えて美しくないと思われているようです。
どんなにおしゃれをしても、不格好な歩き方ではすべてが台無しです。
通常、筋肉や体幹がしっかりしていると、歩いた時に膝が曲がりにくいです。
ところが、歩きにくいかも?と思いながらも、デザインで選んで自分の力量とは不釣り合いな高いヒールを履く人も多いです。
自分に合わないヒールを履くと、無意識にバランスをとろうとして前のめりになり、どちらの足も曲がって歩き方が不格好になります。
日頃から、体幹を鍛える努力をしてヒールを履くときは、膝を曲げないように注意しましょう。
洋服選びも大事
後ろ姿美人になるには、より体のラインを美しく見せる洋服選びも大事です。
Aラインの洋服を着る
ボディーラインを美しく見せる時には、Aラインの服を着るのがおすすめです。
首から肩にかけてスッキリしている体型なら、Aラインの洋服を着ると後ろ姿全体のシルエットが美しく見えるような錯覚が起きやすいです。
ただし、首から肩まで脂肪がついてつながっているように見える人は、Aラインの服は、逆に上半身の太さを強調するので注意しましょう。
ワンピースを着るときはお尻に気をつける
お尻に自信が持てない人は、ワンピースがおすすめですが、ワンピースを着るときは、お尻にも気をつけましょう。
ワンピースは、垂れたお尻をカバーできる分、全体が大柄にみえないような工夫も必要です。
そんな人には、Aラインワンピースを着て、足を含めた細い部分だけを見せるようなデザインがおすすめです。
また、お尻の部分はシワになりやすいので、背もたれをちょっと浮かせるなどしてシワを防ぎましょう。
後ろ姿美人のメリット
後ろ姿美人は、立ち姿も歩く姿も美しいものです。さらに、お腹やお尻のたるみやぜい肉などは、老けてみられがちですが、加齢による体型の崩れも後ろ姿美人になることで若々しく見せることができます。
他にも後ろ姿美人は、女性にとってうれしいメリットがあります。
後ろ姿が美人だと前から見ても美人に映ることが多い
後ろ姿が美しく見える人は、その姿勢をキープし続けている美意識が高い人といえるので、前から見た雰囲気も、メイクもうまく姿勢もメリハリがあって美人に映ることが多いです。
前から見ても後ろ姿を見ても美人であるということは、どの角度から見ても完璧なので、後ろ姿だけで男性に声をかけられるなど出会いのチャンスも増えますよね。
見る人の想像力をかきたてる
男性は、美しい髪の女性に魅力を感じることが多いですが、後ろ姿が美しいだけで男性の視線や注目を集めることができます。
後ろ姿美人は、見る人の想像力をかきたてて声をかけてみようかという気持ちにさせます。
また、自慢の彼氏がいる人なら、周りから素敵なカップルと羨ましがられたり、学校や職場などでは、ちょっとした瞬間に後ろ姿美人と気づかれれば、いい女に見られるということもあります。
今日から後ろ姿を磨いて後ろ姿美人を目指そう!
外見のファッションばかりチェックしていても、髪の毛がボサボサだったり猫背だと残念な印象を与えてしまいます。女性の美しさは、どの角度から見られても品性を感じさせるような姿です。
正面からだけではなく、後ろ姿にも意識を持っていくのは、なかなか難しいからこそ、差がつきやすいといえます。
さっそく今日から、姿勢を正したり立ち姿や座っている姿などから改善からから始めて、意識して後ろ姿を磨いて後ろ姿美人を目指しましょう!
まとめ
いかがでしたか。後ろ姿美人になるには努力も必要ですが、後ろ姿美人になるということは、体の歪みを改善にもつながり結果的にはエクササイズになります。最初は、姿勢や歩き方を意識しながらスタートしてみましょう。では、この記事で紹介したポイントを振り返っておきます。
・表面の格好ばかり気にして背面の意識が低い
・姿勢が悪く猫背
・お尻が垂れている
・歩き方が悪い
・髪の毛がパサパサ、バサバサ
・お尻や背中の肉がはみ出している
☑後ろ姿をきれいにするための方法
・ヒップアップエクササイズ:お尻を意識しながら行うのがコツ
・補正下着を使う
・姿勢を矯正する
(1)正しい立ち方:腹筋を意識し膝を伸ばして肛門に力を入れる
(2)正しい座り方:イスに深く座り骨盤を垂直に。
・鏡を見るときは後ろ姿も一緒にチェックする
・CAを見習う歩き方:背中と頭をまっすぐに、リズミカルに歩く
☑ヒールを履くときは、膝を曲げないように注意
☑Aラインの洋服でカバー。ワンピースを着るときはお尻に気をつける
少し時間はかかるかもしれませんが、ぜひ後ろ姿美人を磨いて、どの角度から見られても自信が持てる女性になりましょう!